なんでイヌなの?

青梅市内の山にはサンショウやイヌザンショウが結構多く見受けられます。

ところで、植物の名前にイヌが付くものって多いんですよね。

イヌザンショウ、イヌビワ、イヌホオズキ(バカナス)、イヌシデ etc.

これらの植物は「食べても美味しくない。」とか「良い材にならない」ということで「イヌ」呼ばわりされています。

中でも「イヌホウズキ」は、なんと別名が「バカナス」です。バカ呼ばわりされてさぞかし気分が悪いのではないかと思います。

なんだかイヌホウズキがかわいそう。

日本では「イヌ」に「良くない」とか「劣っていて使いものにならない」という意味を持たせているようです。

因みに、「イヌ」に悪い意味を持たせるのは日本だけなのかと思って調べてみたところ、英語圏、イスラム圏、中国、韓国でも「イヌ」を悪い意味で使う例は結構あります。

一方で、ネコは海外でも悪い意味で使われることはあまり無いようです。

なんでイヌが悪いの?イヌが何か悪いことでもしたの?と言いたくもなりますが、なんででしょうね。

イヌザンショウ。きれいな可愛い葉っぱです。

「後日談」

ブログを書いたのは7月で、東京の家にいるときに書いたのですが、その後、8月に帰省して実家の畑を見た時に、あることに気が付きました。

何に気が付いたのかというと、「イヌホオズキがバカナスと呼ばれていることにはそれなりの理由がある。」ということです。

一か月ぶりに実家に帰ったら、実家の畑はイヌホウズキに占領されていました。サトイモの背丈よりもイヌホウズキのほうが背が高く繁茂していて、まるでイヌホオズキ畑のようになっていたのです。

イヌホオズキ、いや、バカナス恐るべし!!

10月現在の実家の畑です。イヌホオズキの実が畑一面にばら撒かれています。来年もバカナスとの戦いが続きそうです。

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