近所の神社に巨大枯損木が!

近所の神社に行って驚いた! (2021年4月11日)

昨日は青梅の森で森守会の活動に参加しました。

新入会員や見学の方も参加してくださったので人数も多くて活気があったし、天気も良く、暑くも寒くもない気温だったので楽しく充実した1日を過ごせました。

青梅の森ではアオダモの花がとてもきれいに咲いていたのが印象的でした。白くてふわっとして、とにかくきれいなので私は一目でアオダモのファンになってしまいました。庭があれば植えたいです。(写真が無くてゴメンナサイ。花に見とれて写真を撮るのを忘れました。)

ところで、話は変わりますが私はつい最近、腕時計型の万歩計を使い始めたのですが、そのせいで毎日家の近所をやたらと徘徊するようになりました。1日に10,000歩以上歩くと、その腕時計が「おめでとうございます。」と言って私を褒めてくれるので、それが嬉しくて病みつきになったためです。昨日は青梅の森で森守会の活動に参加したので17,000歩も歩けました。

活動翌日の今日も、「せめて10,000歩は歩きたいな。」と思って家の近所をぐるりと大回りで一周したのですが、その途中で立ち寄った某神社(すみません。森守会の活動フィールドである虎柏神社じゃありません。)の境内に欅の大木が何本も立ち並んでいました。

その中に、周りの木よりもひときわ太い一本の巨大な枯れ木があるのが目に留まりました。下の写真です。

駐車場のすぐ脇の人通りの多い場所に立っていますので、台風でも来て倒れたら大ごとになってしまうのではないかと心配になりました。

胸高直径が1.5メートル近くある巨木です。

伐倒するのは容易ではないだろうなあ。どんな方法で伐倒するのかなあ。などと考えながら木の周りをぐるっと回ってみました。

木の根元には大きな洞ができていてそれが上部まで続いています。

樹木医が治療のために腐食した部分を削ったような跡も見えました。

それにしてもすごい巨木だなあと口をあんぐり開けながら上のほうを見てみると枝を落とした切り口が見えました。

枯れ枝が落ちて人に当たると危ないから切ったのだろうと思いつつさらに上を見上げたら、

なんと小枝に葉っぱが出ていました。

枯れ木ではなかったのです。

根元に大きな洞ができていて中は全くのがらんどうでも木は生きていられるんですね。

「木の中心部の細胞は死んでいて、生きているのは樹皮のすぐ下のところ(形成層)だけなんだよ。」という話を聞いたことがありますが、まさにそのとおりでした。中心部のがらんどうは関係ないのですね。

最近、猛威を振るっている「ナラ枯れ」(カシノナガキクイムシがナラやカシなどの木に穴を穿って住み着く際に、樹木内部にラファエレア菌を持ち込んでしまい、その菌が繁殖して水の吸い上げを阻害することにより木が枯れる現象)のことが頭にあったので、枯れ木はなるべく注意して観察するようにしているのですが、今回は外れ?でした。

それにしても木の生命力はすごいですね。根元に大きな洞があってもしっかり生きているんですね。木の洞は野生動物の営巣や冬ごもりの場所としてよく利用されますが、動物に住居を提供しながら、自分は中身ががらんどうになっても皮(形成層)だけで生きている。

木ってすごいなあ、木っていいなあ。とあらためて思いました。

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